【修羅場報告】しきさん(44歳)「彼とすれ違った瞬間」

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修羅場のエピソードを教えてください。

走って改札を突っ切って、追いついて、彼の手を引っ張って呼び止めました。

他の通行人に脇目も振らず、大声で彼を問いつめてました。

彼は狼狽えるようなそぶりも無く、複雑そうな諦めたような表情でしばらく黙って私の詰問を聞いてました。

「あとで話すから。連絡する。」

そう言って、その女性と行ってしまいました。

その後どうやって家に帰ったか、今でも思い出せません。

帰宅してから、彼とは電話じゃなく、メールでやりとりしたように覚えています。

気づいたら空も白み始めてました。

あまりに突然のことで、私自身もすぐにその状況を受け止め切れず、気持ちも追いつかず、ただ、当時の彼にとって自分が「一緒にいて安らげる人」ではなかったということが、彼とのやりとりで分かりました。

引き下がり癖が強かった当時の私は、彼に自分の気持ちを全部ぶつけることもできず、結局言われるまま、しばらく距離を置くということで、いったん落着させることにしました。

修羅場をどの様に乗り切りましたか?

彼と距離を置くことになってから、実は別の人と一時的に付き合ったりもしました。

厳密には破局してたわけじゃなかったけれど、そこまで遠慮しませんでした。

もともと私のほうが彼に惚れてたのでいったん離れて他の人と遊んでても、心の奥底では彼の存在を忘れたことはなかったように思います。

そんなこんなしてるうちに、なぜか彼の周辺のいろんな状況が急激に悪くなり、彼のほうから私に毎日連絡してくるようになりました。

具体的に何を話し合ったわけでもなかったし、「じゃあもう一度やり直しましょう」的な確認をお互いにしたわけでもなかったのですが、一定期間以上、彼が継続的に熱心にコンタクトしてくるようになるのを待って、また以前と同じように付き合う状態に戻ることにしました。