信じるから開ける!恋愛占い
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付き合って10年、遠距離恋愛だった相手との話です。
10年間も離れて恋愛をしていると様々なことがありました。
特に一番の修羅場だったのは、付き合いはじめて8年くらいたった時のことでした。
当時私は仕事でよく使う夜のお店のお姉さんと少しだけ良い仲になっていました。
しかも、この夜のお姉さんは付き合っていた相手と源氏名が一緒だったのです。
それもあり、名前を間違えて呼んでしまうなどのいわゆる凡ミスはあり得ませんでした。
そんな折、つきあっていた遠距離の彼女が半年ぶりに私に会いにくるという連絡がありました。
私は、「ホテル取っておくから。待ってる。」的なことを数日後にメールしました。
その後も毎日夜になると必ず電話でその日あったことなどを報告しあいながらいつも通りの遠距離恋愛を続けました。
彼女が会いに来る約束の日、朝からしっかりと準備をして、新幹線の到着駅まで車を走らせました。
予約していたホテルはこの駅からほど近い距離にあったので、ホテルの駐車場に車を停め、駅まで歩いて向かい、改札の中まで迎えに行くことにしていました。
いざホテルに到着し、車を停めてフロントへ挨拶に行くと、そこにはいるはずのない「夜の彼女」の姿がありました。
「夜の彼女」はまだ私には気づいていない様子でフロントのソファに座って携帯を眺めていました。
私は全身から汗が出るのがわかりました。
すぐさま駐車場へ引き返し、私も携帯を確認しました。
メールの送信相手が…
すると、私が「ホテル取っておくから。待ってる。」的なことをメールした相手は遠距離の彼女ではなく、「夜の彼女」だったのです。
私は「遠距離の彼女」の方に、新幹線の駅をひとつ手前で降りるように連絡しました。
彼女は急な予定変更と降りたこともない駅で降りなければならなくなった状況に不審そうな返事をよこしました。
すぐさま駐車場から車を出し、途中のコンビニで旅行サイトを検索して、かなり遠い温泉を再度予約しました。
私は「サプライズで温泉旅行」を咄嗟に計画しました。
当日予約だったのでどんな宿なのかもわかりませんでした。
高速を飛ばし、彼女が降りてくる新幹線の駅に到着し、無事迎え入れることができました。
一連の状況を知らない彼女は突然の温泉宿に大変満足していました。
一方の「夜の彼女」には、仕事で急用ができ会うことができなくなったという旨をメールで連絡しました。
ホテルはクレジットカードで支払いが済んでいたので、もしよかったらそのまま泊まってもいいし、一人では嫌なようならそのままキャンセルしてもいいと連絡し、その後鬼のように大量のメールが来ましたが携帯の電源を落とし、すべて無視しました。
その後、遠距離の彼女とは結婚し、「夜の彼女」とは縁が切れました。
というより、その一件以来は夜のお店に仕事でも出入りすることをやめました。
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