信じるから開ける!恋愛占い
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身体の相性は良かったと思います
セックスに関しては、背徳感というかスリルを楽しんでいるという高揚感がことさらに気分を高めていたように思います。
夫婦のセックスに関して彼が言うには、妻はオーソドックスな挿入以外を好まず、妻とは女性側が常に受け身のセックスしかしていないとのことでした。
なので彼の要望に応えるように、私もことさらに積極的になっていたと思います。
気のせいかもしれませんけれど思い返すとすごく気持ちが良かったという記憶しかないです。
そんな関係が続き、一年ほどたったころ、なんだか私自身が急に何もかもがむなしく感じるような気持ちになっていることに気づきました。
彼は不倫が当たり前に日常に組み込まれるようになったらなったで、仕事や家庭を淡々とコツコツと維持するようにとても穏やかに不倫を維持していました。
私自身も彼を独占したいとかという欲求は終始一貫して持ち合わせていませんでした。
彼も私とこうして時々気晴らしに本音が吐露できて大胆なセックスができる関係が続けばいいなくらいに思っていたのではないかと思います。
私が「ねえ、彼から結婚話がでたからそう遠くないうちに結婚すると思う。そろそろこういう関係も解消だよ」
というと、彼は寂しそうに「体だけが目的だったわけでも遊びだけの気持ちだったわけでもないけれど自分は無力だ」という返事が返ってきました。
これであっけなく不倫関係は解消され、廊下ですれ違うと軽口をたたき合う後ろめたくない関係に戻りました。
不倫をしていることに関してまったく悩まなかったといえば嘘になりますが、彼を独占したいという気持ちがなかったので苦しまずに関係が続けられたのだと思います。
お互いに忙しさのバランスが同等だったことも継続できた条件に挙げられると思います。
彼には仕事があり、管理職で仕事の拘束時間も長い。
家に帰れば妻子がいてそっちの相手もしなければならない。
土日も仕事ある日もあるし平日が休みのときでも妻子と過ごすことがより自然な生活である。
彼の日常ってこんな感じだったんじゃないかと推測できます。
一方私も、平日の日中は仕事をしていて、仕事が終われば彼とのデートもあるし同居している家族との団らんもある。
22歳だと周りの友達もまだ独身の子も多く、遊びの誘いも来るのでそこそこ忙しくスケジュールも埋まる。
趣味は読書で時間がやたらつぶせるので寂しさを感じることもさほどない。
年齢も生活環境も違うけれど私と彼の忙しさのバランスは似通っていたと思います。
ときどき会って特別な時間をすごしたい。
ちょっと後ろめたいこともしている自分があってもいい。
そんな需要と供給がかみ合っていたのだと思います。
けれど正直不倫は疲れます。
誰かに隠し事をすることや、小さな嘘をつくことは神経を使いますから。
不倫にはハマりませんでした。
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