【30代女性のマッチングアプリ体験談】米を背負ってきた山形男子‥

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お土産を持って行くど

私があるマッチングサイトに登録しようと思ったのは、同僚の子がやってたから、年齢も30代後半になったから、料理も作るの好きだし食べてくれる人ができたら良いなと、いろんなことが重なったからです。まさか自分が、顔も知らない相手と連絡を取るなんて、今までの人生観ではあり得ないことでした。登録をするまで1週間も悩み、ほかの人がいいねを相手にたくさん送っているのに、私は中々勇気が出ず見送ること4回。ライバルの女性達は、自分達がいかに綺麗な画像で、趣味やら女子力を発揮できるか競っているように見えて、とてもじゃないけど私には無理だわと諦めていました。そんな時、良かったらメールしませんか、と言ってきたMさんがいました。可愛いラインスタンプと共に現れたMさんは、私より3つ年下で、メールは得意だけど面と向かって話すのは苦手と言う山形男児でした。話を聞くと私より身長が低く、料理が好きらしい。数ヶ月ほどメールのやり取りをして、実際に会いませんか、とメールが来ました。湘南の海や、お寺巡りをしたいので案内をしてほしいこと、お土産を持って行くど、と山形弁でメールが来たのが印象的でした。約束の10時少し遅れて改札を出てきた彼は、都会はえらい道がややこしか、迷った、すまん。と小さい体に大きなリュックを背負い、お土産をたくさん持ってきてくれました。

Mさんのお米は透明で綺麗でした

気持ちが晴れる

天気が良かったので綺麗な湘南の海を見ながら江ノ電に揺られ、ふとMさんがリュックを開けると、米農家の長男だけん、米さ3キロ持ってきた。あとお菓子。と言いい、私は、これからお寺巡りだと階段凄いけど荷物大丈夫かな?と心の中で心配になりました。まさか米背負ってくるとは思わず、凄い人だなと思いました。鎌倉駅の小町通りに着いて、歩いていると美味しそうな紫芋のアイスがあって、珍しいから喜んで食べていたり、お寺のお参りで真面目に拝んでいたり、お米の良し悪しやイノシシ、大群のスズメと戦っていたり、普段の私の生活では味わえない話がたくさん出て楽しい1日でした。夕陽が沈む頃、そろそろ帰ろうかと言うことになって、駅まで送ると、俺は田舎もんじゃけど、良かったら友達からでもいいけん。メールできて嬉しかった。3キロのお米と、お土産と共に渡されて電車のドアが閉まる寸前で言われました。帰った後、よくよく考えて、友達からならと送りました。Mさんのお米は透明で綺麗でした。炊くとふっくらして光っていて、仕事に情熱持って育てていて、ネットで出会ったけれど良い人もいるんだって思って嬉しくなりました。

【マッチングアプリ攻略のアドバイス】

一歩踏み出せないと思うことも多いけど、後悔するより勇気出した方が後々良いと思えることがあると思いました。