【不倫体験談】(20代男性)婚約中の女性との「婚前不倫関係」の話

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バーで気になる女性と仲良くなるも…

彼女との出会いはとある地元の行きつけのバーでした。

ある日バーのマスターの知り合いとして一人の女性がそのお店にやってきました。その女性が、のちに私の不倫相手となるA子さんでした。

その日A子さんを初めてみて、私はとても可愛らしい子という印象を受けました。単純に顔がタイプだったのです。

その日はお店にもお客さんが多く、A子は私のすぐ隣にくる形でカウンター席に腰をかけました。

恥ずかしながら私は女性経験が少なく、また普段は自分から女性に声をかけるということをあまりしないのですが、A子の容姿があまりにもタイプだった私は、自分でも不思議な程自然にA子に声をかけることができました。

しかし、話してすぐにA子が既に婚約中で、来月には地元を離れるということを聞き、私は少し落胆しました。

割り切った関係でしばらく楽しむ事に

ですが不幸中の幸いというか、その情報を聞けたのが出会ってすぐということもあり私はすぐに気持ちを切り替えることができました。婚約中ということであれば恋仲にはなれないが、逆に気兼ねなく友達として接することができる、とその時の私は考えたのです。そこからは、下心を持たずA子に接することができたおかげか、その日は彼女とかなり楽しく話をすることができたと思います。

A子もその時間を楽しかったと感じてくれたのか、その日からそのバーへちょくちょく顔を出すようになりました。私もまた彼女がお店に来る日はいつも顔を出し彼女との会話を楽しんでおりました。深い中になることはできずとも自分の好みの女性と話をする時間はとても充実しておりました。後になって考えると、その時既に私は彼女に恋をしていたのだと思います。話していくうちに容姿だけでなく話す内容や仕草、性格など彼女の持つ要素の全てを魅力的に感じるようになっていたのです。

ですがその気持ちを形にすることはありませんでしたし、そうしようと考えることもありませんでした。そんな二人の距離感が急速に縮まって行ったのは、いつも通りバーで飲んだ帰りにまだ飲み足りないということで二人どこかで飲み直すためにいつもと違う居酒屋に行った時でした。

2件目のお店でもいつも通りに話ながらお酒を飲んでいましたが、彼女が終電の時間を気にし始めたのでそろそろお開きにしようかという流れになった時のこと、私は自分も一緒にA子の家に行っていいかということを提案しました。というのもその日既にA子が地元を離れるまで2週間を切っていたのです。私は少しでも長く彼女といたいと思うようになっていました。そして彼女はその提案を受け入れてくれました。

彼女の家についてからは、テレビをみながら少し談笑したのちにお互いにシャワーを浴び、その後は二人で肌を重ね合わせることとなりました。私にとってそれはとても、とても幸せな時間でした。

それ以降、数度彼女と会う機会がありましたが、その時はどちらかの家に行き夜はセックスをするという流れが出来上がっておりました。彼女の思いは今はもうわかりませんが、その時の二人はちゃんと愛し合っていたと思います。ですが、お互いに自分の気持ちを明言することはありませんでした。それが二人のせめてものボーダーラインだったと思います。

彼女の引越しを機に関係は解消

いつもフラれて別れる

彼女が地元を発つ前日まで逢引きは続きました。最後の最後私が仕事に向かうために家を出る直前、彼女と最後のキスを交わしたあとに、彼女は目に涙を浮かべながら一言「好き」と言ってくれました。その時の表情は今でも忘れられません。一生そのままでいたいという名残り惜しさを抱えたまま、私は彼女の元を去りました。

それから彼女とは会っていませんし、連絡もとっておりませんし彼女からも連絡は来ません。何故なのか、は自分でもはっきりとはわかりませんが、今はそれでよかったと思っております。少し切なさもありますが、そのほうが素敵な思い出として残ってくれると思います。

先日バーのマスターより、彼女が入籍したという知らせを聞きました。

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