【修羅場報告】いつきさん(43歳)「クローゼットの中で」

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二股しているのを知った上でのお付き合いでした。

彼には付き合っている彼女がいるのですが、それを承知の上で付き合っていました。

彼は、私のことも、もう一人の彼女もどっちも本気だと言っていて、私は彼女の存在を知っていましたが、彼女は私を知りませんでした。

私はもともと、恋愛にのめり込む方ではなかったので、彼と一緒にいると楽しかったし、好きだったので、あまり深く考えずに、その状況を続けていました。

2人で旅行に行かないかと誘われたので承諾しました。

連休がとれた際に、彼から、彼女が親と旅行に行くから、その期間に2人で旅行に行かないかと誘われたので承諾しました。

旅行に行く前日に、彼の家に行き、翌日一緒に出発するつもりでした。

旅行に行く前日の夕方に、彼の家に行き、2人で過ごしていると、突然インターホンが鳴り、誰かと思っていたら、まさかの親と旅行に出かけたはずの彼女がやって来ました。

わたしはひとまずクローゼットに靴と旅行カバンを持って隠れました。

息を殺してクローゼットに潜んでいました。

彼女が部屋に入ってきて、彼が事情を聞くと、親が体調を崩し、旅行に行けなくなったことと、ホテルや新幹線が予約してあり、もったいないから一緒に行こう、と彼を誘いに来たようでした。

わたしはクローゼットの中で、何とかバレないように必死でした。

彼もソワソワしているのが、伝わってきて、何とかわたしはこの場から出ることを懸命に考えていました。

彼が彼女をご飯に連れ出そうとしていましたが、彼女は、食材を買ってきていて、ご飯を作り出し、それを2人で食べていました。

お風呂も2人で入ると言い出し、わたしはクローゼットから出る間が全くありませんでした。

もちろんトイレもいくことができず、本当に気が遠くなりそうな時間でした。

結局、翌朝までわたしはそのままクローゼットで過ごし、彼と彼女が旅行に出かけたのを確認した後、彼からもらっていた合鍵で鍵を閉めて自宅に帰りました。

クローゼットで過ごしたことで答えを導き出せました

彼と旅行に行くはずが、彼の自宅のクローゼットで、彼と彼女が旅行に行く姿を見送る、というありえない展開に自分が情けなくなり、長時間、同じ体勢でトイレも行けなかった事で、体調を崩し、散々な思いをしました。

彼女に見つからなかったのは幸いだったかと思いましたが、彼と彼女がごはんを食べたり、一緒にお風呂に入る様子まで、聞いていなければならない状況で、逃げ場もなく、悲しく情けなかったです。

彼もどうしたら良いのかわからない状況だったと思いますが、どうにもしてくれない、助けてくれない状態が許せなくなりましたし、彼に対しての気持ちが一気にさめたのを自分で感じました。

旅行に行く楽しみな気持ちが一瞬でなくなり、彼女と一緒に出掛けた彼が許せませんでした。

やはり、誠実な人がいいなと痛感しました。

楽しい感情だけで過ごしてしまうと、本当に大切なものをなくしてしまったり、わからなくなってしまうと思います。

今にして思うと、彼女はわたしがいたのを知っていたのでは、と感じます。

本当に大切で好きな人を大事にし、自分も相手も誠実に愛してあげる事が大切だと思います。

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