信じるから開ける！恋愛占い
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交際1年半になる彼女と、口論の末に別れました。
理由は彼女の束縛が酷く、それに私が耐えられなくなったからです。
思えば交際当初から私の交友関係に首を突っ込み、小さい衝突は何度かあったのを覚えています。
ただ日を追うごとにその衝突が強くなっていき、気が付くと破局の道を選んでいました。
別れてすぐは私も頭に血が上っていたので、そこまで悔いはなかったのです。
しかしいつからか彼女に沢山尽くしてもらった過去を思い出すようになり、再び恋しく想うようにもなりました。
別れたのは早計過ぎた、もっと彼女の嫉妬を理解してあげれば良かった、浮かんでくるのはそうした感情たちです。
そして私は、具体的に復縁できないかを考えるようになります。
今回何故占いに頼ったかと言うと、率直そこしか相談できるところがなかったのが理由です。
もともと私と彼女は仕事の取引先で出会い、以降は互いの会社には内緒で交際していました。
ですからあまり私たちの関係を知る者は少なく、別れた後も頼るツテがなかったわけです。
とはいえ占いで何が変わるのかと、失礼ながら疑心暗鬼な気持ちもありました。
結局は自分で復縁のアクションを起こすのが怖く、誰かの後押しが欲しかっただけなのでしょう。
変なプライドや臆病風に吹かれ、占いを受ける前の私は中途半端な男でしかありませんでした。
占いは、駅前近くの路上占いにお願いしました。
田舎なのでそこまで大きな館などはなく、ほぼ選択肢はなかったです。
その代わり女性の友人から少しだけ良い評判を聞いていたため、頼りになるのだろうなとは思っていました。
気になる占術は、タロットです。
私自身にタロットの知識は全くなかったものの、カードに運命を委ねるというのは新鮮でした。
簡単な自己紹介や現状報告の後に占いが始まると、変に緊張して手汗が凄かったです。
占い師の先生も途端に雰囲気が変わり、これがプロかと唸りました。
カードを並べて捲る、そんな単純な動作でも何か吸い込まれるような感覚がしたのは不思議でなりません。
そして出たカードは、ワンドの1の逆位置というものでした。
これが出た瞬間に先生が小さい溜め息をつき、ああダメなのかと悟った記憶があります。
復縁を試みると何もかもが悪くなる、診断結果はそういった内容のものでした。
しかし私はこの結果を受けて、何故か彼女に復縁を申し込んでしまったのです。
先に占いで悪い結果が出ているなら、気持ちへの保険になると考えたのでしょう。
もし断られたら、そのときはそのときで占いを称えるつもりでした。
数日後に彼女から返ってきた返事はノー、やはり占いは正しかったようです。
彼女には既に新しい恋人もおり、私が復縁を申し込んだことがその恋人を怒らせていました。
ただ断られるだけではなく、新たなトラブルも呼び込んでしまったのです。
何もかもが悪くなるとは、このことだったのかもしれません。
ですが私個人としては、伝えたいことを伝えられて気持ちが晴れました。
これ以降立ち直るまでには時間が掛かりましたが、最終的に復縁を試みたことは良かったと思っています。
占いのおかげで開き直れた部分もありますし、頼って正解だったと言っていいでしょう。
この経験は、私が占いを好きになるきっかけにもなりました。
私の復縁は失敗に終わりましたが、何もしなければきっともっと大きな後悔が待っていたと思います。
何でも動いてみること、この大切さを学ぶことができました。
ですから同じ境遇の皆さんにも、是非何かしらのアクションを起こしてほしいです。
私のように、占いに後押しを求めても構いません。
悔いだけは残さないよう、そのことだけ心に留めておいてください。
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