信じるから開ける!恋愛占い
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2年付き合った彼との話です
私は若く彼の愛に甘えてワガママ放題でした。
彼のマンションで2人で過ごしている時、喧嘩になりました。
喧嘩の内容は今となっては覚えていないです。
お互い怒鳴り合いになって、2人共に聞く耳を持ちませんでした。
普段穏やかな彼が、顔を真っ赤にして怒っていました。
そのうち、彼は口もきいてくれなくなりました。
私は怒りと構って欲しくて「死んでやる!」と言い放ち、彼のマンションを飛び出しました。
私は泣きながら後ろを振り返ったけど、彼は追って来ませんでした。
当然、私は面白くなかったです。
また彼の部屋に乱暴に入って「どうして止めてくれないの!?私が大切じゃないの!?」と胸ぐらを掴んで泣きわめきました。
それでも彼は、私を無視したのです。
私の怒りは頂点に達してしまいました。
私は台所に行き包丁を持ってきて彼の前で振り回したのです。
さすがの彼も「やめろ!」と声を荒あげて止めて包丁を奪いました。
誰も怪我をしなかったのが不幸中の幸いです。
包丁を取られた私は、脱力して放心状態でした。
彼はその間に、部屋中の刃物を集めて隠していた様でした。
私は疲れてしまって彼のベットに潜り込み寝ようとしました。
すると、彼はどこかに電話をかけ始めたのです。
薄れゆく意識の中で、彼が電話の相手に先ほどの事を話しているのが聞こえました。
「警察かな?でも疲れたし、もうどうでも良いや。」と私は寝たのです。
数時間ほどたったでしょうか。
私を呼ぶ声がして起きてみると、そこには息を切らせた私の親友の女友達がいました。
女友達は「話は彼から、聞いたよ!ここにいたら、あなた何するか分からないから、私の家に行こう!ほら着替えて!」と泣きそうになりながら言っていました。
後ろでは彼が怯えた表情で「早く連れてってくれ!!」と言いたそうにしていました。
私は、渋々着替えて彼の部屋を後にしました。
ドアを閉める時、彼が女友達に「○○(私)の事宜しく頼むね…」と疲れた様に笑ったのが今でも忘れられません。
私は親友の運転する車に乗り、彼女の家に泊まりました。
そして朝まで話を聞いてもらいました。
泣き咽びながら話をしましたが、不思議と暴力的にはなりませんでした。
彼といた時は、構って欲しくて、私に注意を向けたくて包丁を振り回したりしたのだな、と自分で思いました。
若かりし頃の恥です。
どんなに喧嘩になって感情が高ぶったとしても、やって良い事と悪い事があると思いました。
失ってから、その人の大切さに気づいても遅すぎます。
また「死んでやる!」なんて簡単に言わない方が良いとも気付きました。
修羅場の様な喧嘩になった時こそ、相手を思いやり、そんな絶え間ない努力で愛は継続していくのだと思います。
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