【不倫体験談】(30代女性)彼とセックスをすることで一時的だけど孤独感を拭えました

不安感が常につきまとう不倫
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大学卒業後、私はIT企業に正社員として入社しプログラマーとして働き始めました。

印象的であったのは、私が就職した年の新入社員の男女比が殆ど男性であったことです。

女性は2割と大変狭き門であり、それと同時に当時は男社会であったIT企業において若い女性の新人は目新しいものでもあったのです。

事実、部署に配属されて以降多くの男性社員の方からお声をかけられる機会がありました。

その中の1人が後に不倫相手となる先輩社員の男性です。

彼は私より3つ年上の先輩で、私が配属された開発プロジェクトで同じ作業を行なっていました。

その際に作業の指示や管理を行なうリーダーを担ってくれたのが彼でした。

また作業は先輩と私の2人のみで行なっており、必然的に2人きりになる機会が多くありました。

オフィスで男女2人で作業する

新入社員の私にとって仕事をテキパキとこなす先輩の姿は憧れでもあり、デキる大人の男性といった印象でした。

また先輩は部署の中でも一番のイケメンと言われる程に端正な顔立ちで、かつ低音のハスキーボイスの持ち主でした。

いつも同期の女子から「あの先輩と一緒に仕事出来るなんで羨ましい」と言われていた程です。

事実、私自身も先輩が近づいてきて優しく話しかけて下さると毎度心が跳ねるような思いになりました。

そんなイケメン先輩と一緒に仕事を行ない始めて2ヵ月程経過した頃、ある日突然先輩から話があると言われて会議室に連れて行かれました。

てっきり仕事にミスがあり、そのことを注意されるのだろうと思った私は身構えて先輩に付いて行きました。

会議室

ですが先輩が口にしたのは予想外の話だったのです。

先輩は私と2人きりの会議室に鍵をかけ、私に向き合う形で「好きだ」とストレートに告白してきたのです。

あまりに突然の告白に私は頭が混乱しましたが、ふと先輩は既婚者であることを思い出しました。

実は先輩には大学時代から交際して結婚した奥様が居たのです。

以前先輩を含めたメンバーで飲み会に行った際、奥様から電話が掛かってきたのを目の当たりにした私は「こんなにかっこいいのだから奥様が居て当然だな」と納得したと同時に、やはり寂しい気持ちにもなりました。

いつの間にか優しくてイケメンな先輩に淡い恋心を抱いていたのです。

その恋があっけなく終わったことは寂しく悲しいことでもありました。

しかし会議室で先輩から告白され、私はチャンスが到来したと思い本当に嬉しくなりましたが強い不安にも襲われました。

そして先輩に「これは不倫になるのでは」と正直に言いました。

それでも先輩は「妻よりも君の方が魅力的だし、不倫なんて関係は考えなくていい。妻よりも君を優先するから」と言いました。

甘い言葉と、不倫という背徳感に揺れた結果、私は先輩の告白をお受けして不倫関係を結ぶことにしたのです。

それから毎日仕事場で先輩は必要以上に話しかけてきたり、会議という名目で2人きりになって就業中にも関わらずイチャつくようになりました。

プライベートでも度々会うようになり、数回デートを重ねた後にホテルで肉体関係まで結んでしまいました。

肉体関係を結ぶ

完全に不倫に浸ってしまい、既に戻れない所まで堕ちていた私は一瞬の幸せと強い不安感・孤独感に苛まれて正直「愛されている」という意味での幸福感を得ることはありませんでした。

何故なら奥様という存在がいらっしゃる限り、私はどう足掻いても2番目だからです。

どんなに先輩が心も体も愛してくれようともデートが終わり別れてしまえば奥様と体を重ねていることでしょう。

そんなことなど容易に想像出来ましたし、いくら先輩が優しく甘い愛の言葉を囁いてくれても結局は一瞬しか幸せな気持ちになれなかったのです。

むしろ奥様という大きな存在に負けている自分という劣等感、不倫そのものに対する罪悪感に襲われ、いつも孤独感を抱えていました。

孤独感がつきまとう

そうした浮かない私の様子が先輩にも伝わっていたのでしょう、次第に先輩は冷たく接するようになりました。

先輩は「こんなにも君を愛しているのに、どうしてこの気持ちを分かってくれないのか」と常に怒っていましたし、私が彼からの愛を正面から受け止めきれないでいる様に苛立っていました。

彼は不倫に対して何の罪悪感も持っていないようでしたから、私の悩みなど到底理解出来なかったのです。

そして不倫関係を結んでから半年後、彼から別れを告げられて不倫は終わりました。

別れを告げられたのは、皮肉にも毎朝行なっていた朝礼会議の場でのことでした。
いつものように2人きりで会議室に入りましたが、その頃は既にお互いの間に冷え切った空気が流れており、そうした重い空気が仕事にも支障をきたすのではないかと思う程でした。

そして仕事上の伝達事項を伝えられた後、彼が一言「もう別れよう」と呟きました。

憔悴しきった様子で言い放った別れの言葉はあまりにも重く、彼がもう私を愛していないこと、そして不倫関係に疲弊しきっていることが分かりました。

彼自身、不倫そのものに罪悪感は持っていませんでしたが既婚者である身からデートの機会を作ることや私と会うための口実を作ることに大変疲れていたのです。

口実を作るたびに奥様から陰口を言われ、冷たい態度を取られるようになったらしく、家の中で居場所が無くなったことも別れたい理由の1つとのことでした。

結局、私だけでなく彼も彼なりに苦悩した中で不倫を続けていたのです。

ここまで心を擦り減らす行為とは思わず、甘い考えで始めてしまった不倫に大変後悔すると共に、お互い別れる意志は固まりました。

こうして彼との不倫は終わりを迎えましたが、当然ながらその後も同じ会社で共に開発プロジェクトで仕事をしました。

彼が不倫関係でなくなった後も優しく接してくれたこと、まるで不倫をする前のような関係に戻してくれたことが本当に嬉しかったです。

元の関係に戻る

不倫を誘った立場である彼なりの最後の優しさだったのだと思うと心が痛みましたし、お互いの心を傷付けるだけの不倫などするものではないと猛省する経験となりました。

私が今回の不倫で最も悩んだことは自分が2番目の存在だということです。

しかしこの悩みだけは解消することはほぼ不可能でしょう。

唯一、不倫相手が既婚者の場合に離婚して下されば本当に2人が結ばれる可能性もゼロではありません。

しかし不倫というものは悲しいことに、お相手や自身にパートナーが居る前提で行なう行為です。

つまり最初から不倫関係は「始まることのない恋愛関係」なのです。

私の場合、彼が離婚してくれない限り何時まで経っても本当の意味で愛が結ばれることはありませんでした。

そのことを彼も承知であったはずですが、離婚が容易ではないことも事実ですから彼もどうしようもなかったのだと思います。

ではどのようにしてこの不安感を拭ったのかと言いますと、結局は体の関係を多く持つことに限りました。

恋愛関係の最たるものであるセックスは、本来なら既婚者はパートナーとだけ行なうものでしょう。

その「パートナーだけに許される行為」であるセックスを彼とすることで、一瞬でも奥様に対し優越感を抱くことが出来ました。

まるで奥様の特権を横からかすめ取っているかのような気分でもありました。

今考えれば非常に鬱屈した感情であり奥様に大変失礼な行為であったと反省していますが、当時の不倫に悩む私にとっては不安感を拭うための唯一の方法だったのです。

セックスが孤独感をぬぐう

ですが彼とのセックスを終えた後、彼とのデートから返れば今度は違った不安感に苛まれます。

彼は今奥様とセックスをしているのではないか、そうであれば先ほど感じた優越感は全て無に帰ってしまうと不安になるのです。

結局セックスという方法も完璧な解消方法とは言えませんでした。

所詮は一時的に不安感を拭うばかりの手段です。

それでも私は孤独感や罪悪感といった悩みで押し潰されそうになった時、彼とセックスをすることで精神を保っていました。

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