信じるから開ける!恋愛占い
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わたしの同期は男女比が8:2と男性が圧倒的に多く、かつIT企業ということもあり女性の退職者が多いため、配属先も女性がわたしを含めて2人という職場でした。
そのため、職場の男性から声をかけれる機会がかなり多く、ほぼ毎日男性からプレゼントをいただくくような特殊な環境で仕事をしていました。
そんな時、職場の先輩が開いた飲み会に誘われたわたしは、飲み会の席である男性社員と出会いました。
その方は昼休みのランチスペースでいつも複数人と昼食を取っており、その場で友人と食事をしていたわたしは漠然と素敵だな、と好感を寄せていた方でした。
この男性は先輩と研修時に繋がりを持ち、以降交流を続けていたそうで、先輩が飲み会に呼んだのでした。
男性はわたしの1つ年上で、その方の同期の中で一番のイケメンと言われていました。
そんなイケメン先輩の登場に驚いたのは、実はわたしだけではありませんでした。
なんとそのイケメン先輩もランチスペースにてわたしのことを見ていたそうで、互いに意識していたのです。
そこからイケメン先輩の怒涛のアピールが始まり、飲み会の後も連絡先を交換してはよく同期の男友達とイケメン先輩のご友人方との合同飲み会を何回か楽しみました。
そんなある日、合同飲み会でわたしはイケメン先輩にかなり度数の高いお酒を勧められ、完全に酔っぱらってしまいました。
元々お酒に弱いのですが、好感を抱いていた相手から勧められたお酒をお断りすることが出来ず、場の流れもあって勧められるがままに何杯かカクテルを飲んでしまったのです。
すると足元がおぼつかない状態になり、意識もボーっとしてきたのでイケメン先輩のご友人が「二人で先に帰りなよ」と言って飲み会をお開きにしたのです。
しかしこの先輩、あまり多くを語りませんでしたが実は彼女がいたのです。
わたしは彼女がいる男性に恋をしてしまった罪悪感と、先輩からの好意の間で揺れていました。
ですが先輩がもう別れることになっていると仰っていたので自然と恋人同士の関係になっていました。
そんな中で酔っぱらったわたしを先輩が介抱し、なんと先輩の自宅に一緒に向かうことになりました。
先輩から「家に来る?」と言われたのを朦朧としながら聞いたことを覚えています。
しかしその時のわたしは頭がボーとしており、そのまま先輩に寄りかかるようにして電車で先輩の自宅へ向かいました。
先輩の家に着くと彼女の姿はなく、しかし同棲していることは確かに伺えました。
そしてそのまま先輩と関係を持ってしまったのです。
ついに浮気の一線を越えてしまったのですが、それ以上に恐ろしい事実が待ち受けていました。
行為の最中に先輩のスマホが鳴り、ふと待ち受けを見るとなんと「妻」と表示されていたのです。
その瞬間、まさに血の気が引いて背筋が凍りつきました。
なんと先輩は既婚者だったのです。
わたしは浮気をしてしまった事でさえ罪悪感でいっぱいだったのに、先輩は既婚者であることを伏せてわたしを誘ったのでした。
その後の話で、わたしの前では先輩のご友人に独身だと話を通すよう指示していたそうです。
突然の奥様からの電話に、行為の最中だったわたし達はお互い冷や汗状態になりました。
先輩が電話に出るともうすぐ家に着くとのことでした。
こんなに漫画のような話があるものかと驚きつつも、何が何でも部屋から出なければと大急ぎで身支度をし、先輩には後日きちんと話をしてもらうことを約束して部屋を出ました。
先輩の家はマンションだったのでエレベーターがあり、わたしは急いでエレベーターを押して地上階に降りようとしました。
すると先輩の部屋の階に来たエレベーターの中に一人の女性が居たのです。
女の勘ですが、その女性が奥さんだと確信しました。
わたしはうつむきながら奥さんとすれ違いエレベーターに乗り、これで難をしのいだと思ったのも束の間、
なんと奥さんが「あっ」と言って閉まりかかったエレベーターに乗り込んできたのです。
まさかエレベーターに奥さんと浮気相手であるわたしが乗り合わせるという恐ろしい状況に鳥肌が立ちました。
しかも奥さんはエレベーターの中で先輩に電話をかけだしたのです。
先輩は既にわたしがマンションを出ていると思ったのか、奥さんの電話に出て、奥さんから一言
「今、あんたの浮気相手と一緒なんだ」
まさかの言葉にここまでの修羅場があるものかと意識が遠のきました。
しかし次の瞬間「なんて嘘だけど、この前の浮気相手連れ込んでないよね?」と奥さんが話し出し、地上階に着いた瞬間にわたしは奥さんを押しのける勢いでその場から走り去りました。
そのまま近場でタクシーを拾ってマンションから離れたのでした。
その後、先輩に事実を話してもらうと、先輩はわたしの前に別の女性と関係を持っており、それを知った彼女からスマホを叩き壊されるなど恐ろしい洗礼を受けたそうです。
その「前の浮気相手」とまだ関係を持っていないかと奥さんは常に疑心暗鬼になっており、エレベーターの中で電話をした際に奥さんが先輩に鎌をかけたのでした。
つまり奥さんはその場にいたわたしが新しい浮気相手と知らず、前の浮気相手について先輩と電話していたのです。
その後わたしは先輩ときちんと別れ、連絡先も削除しました。
会社でも会う事はなくなり飲み会もぱったりと無くなりました。
しかし最後に先輩と連絡を取った際に、先輩から「あの時エレベーターにいた女性(わたし)のことを新しい浮気相手だと薄々気付いていた」という事を伝えられ、まるでその場を逃れた気分でいたわたしは奥さんの寛大な心で見逃してもらえた事を知りました。
結局、奥さんがわたしを浮気相手と知りながら見逃してくれたおかげで、慰謝料の請求等も、社会的信頼を失う事も一切なく、修羅場を乗り越える事が出来ました。
もし部屋を出た瞬間に奥さんが帰ってきていたら許されてはいなかったでしょう。
何せ体の関係を既婚者と持ってしまったのですから、、、
もう何があっても不倫や浮気は懲り懲りだと思いました。
最悪、浮気をしていたと民事裁判を起こされてもおかしくないのですから、不倫は奥様を傷付けてしまうだけでなく、自分の人生を棒に振ることでもあり、自分で自分の首を絞める行為なのだと身をもって実感しました。
もし既婚者ではない男性と浮気をしている方は、出来るだけ早く関係を終えることを強く勧めます。
正直浮気や不倫は痛い目を見ないと抜け出せないと思いますが、修羅場を経験したら二度と普通の生活を取り戻すことはできないでしょう。
罪悪感に苛まれるなんてまだ可愛いものです。
既婚者との不倫が原因で裁判事になるケースも多いですし、事実わたしは先輩を独身だと信じ込んでいたので、不倫相手が離婚した・独身だと言っても信じ込むのは危険です。
いけない恋に浸るスリルと同じだけの代償を払う覚悟があるのなら話は別ですが、不倫によって幸せになる人はいません。
自責の念に駆られるような恋は早く辞めて、誰かを傷付けてしまう恋愛ではなく前向きで希望溢れる恋をすることが一番の教訓です。
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